Next.js: 2026-10-14 のセキュリティ更新(16.4.1 / 15.5.28)にすぐ上げる
2026-10-14(日本時間 10-15 未明)に、上流ライブラリ由来の脆弱性3件(Critical 2・High 1)を直す臨時リリースが出た。[email protected] か [email protected] に上げる。
対象と中身
| 脆弱性 | 深刻度 | 影響を受ける条件 | 回避策 |
|---|---|---|---|
use cache 関数が複数の型付き配列(Uint8Array など)を返すと認証なしで RCE(GHSA-673q-mjm6-r5xr) | Critical 9.5 | 16.0.0〜16.4.0、App Router + Cache Components | なし。該当コードがなくても上げる |
| 画像最適化 API で SVG を扱うと RCE(GHSA-2464-fhr4-w9xw) | Critical 9.5 | 10.0.0〜15.5.27 / 16.0.0〜16.4.0、glibc 系 Linux で動かしている場合 | sharp を 0.35.5 以上にする |
| Server Actions への細工したリクエストで CPU を食いつぶす DoS(GHSA-p3m5-59mp-jv5r) | High | 13.0.0〜15.5.27 / 16.0.0〜16.4.0、App Router で Server Action が1つ以上ある | なし(Pages Router のみ、または Server Actions 未使用なら影響なし) |
手順
bash
npm install [email protected] # 16.x
npm install [email protected] # 15.5.x
npm ls sharp # 0.35.5 以上になっているか確認- Next.js を上げればパッケージマネージャーが修正済みの
sharpを入れる。lockfile で古いsharpが固定されていないかnpm ls sharpで確かめる。 - 14 以前など LTS 外のバージョンにはパッチが出ない。メジャーアップグレードが必要(Next.js: next upgrade --agent でコーディングエージェントにバージョンアップを任せる も使える)。
- npm/pnpm: minimum-release-age でサプライチェーン攻撃を避けつつ、緊急パッチだけ一時的に解除する を設定していると、公開直後の修正版が入らない。緊急時の解除方法はその記事を参照。
次回から見逃さないために
Next.js: セキュリティアドバイザリだけをGitHubの「Watch → Custom → Security alerts」で受け取る を設定しておく。今回は 10-08 に事前予告(Upcoming…)が出ていた。