Codex CLI の常駐デーモンを止める(daemon_auto_start と自動更新)
OpenAI Codex CLI は 0.157.0(2026-09-25)から、対話起動時に常駐デーモンを既定で自動起動する。ウィンドウを全部閉じても動き続け、自動更新や起動時の環境変数(プロキシ設定など)を持ち続けるので、開発端末を管理する立場では意図して止めるか把握しておく。
報告されている挙動(GitHub Issue と開発元 README より)
- 設定項目
daemon_auto_startが実験機能から正式機能になり、条件を満たすと対話起動で有効になる。リリースノートには常駐や自動更新への言及がない。10 月 16 日の 0.163.0 でも既定は有効のまま。 - 約 374MB のパッケージ一式が
~/.codex配下に複製され、デーモンはそこから起動する。npm で入れた CLI のバージョンとデーモンのバージョンが連動しなくなる。 - 更新用の別プロセスが起動 5 分後とその後 1 時間ごとに更新を確認し、新リリースを取得してデーモンを再起動する(README も同じ既定値を記載)。
- デーモンは起動元セッションの環境変数を保持し続け、後から別のプロキシ設定でセッションを起動しても元のプロキシ経由で通信したと報告されている。セッションごとに環境を分ける仕組みはないと README にある。
--no-daemon付きの起動や、コマンドラインで設定を上書きした起動は対象外。
止め方・管理のしかた
- 自動起動を無効にする:
codex features disable daemon_auto_start(config.tomlに書き込まれる)。 - 動いているデーモンを止める:
codex app-server daemon stop。報告者の環境では停止後も更新用プロセスが残り、手動で終了する必要があった。プロセス一覧で残っていないか確認する。 - 単発で使うなら
--no-daemon: CI やスクリプトからの実行、プロキシ設定を切り替えて使う場面では明示する。 - 複製されたパッケージを消す: 使わないなら
~/.codex配下の複製を削除する(どのディレクトリかは手元で確認してから)。 - 自動更新を制御する: デーモンを使う場合も、
settings.jsonで自動更新の停止や間隔変更ができると README にある。組織で配布バージョンを固定しているなら、ここを揃える。
管理者目線の注意
- 「CLI を一度起動しただけで常駐プロセスと定期的な外向き通信が増える」ので、端末の常駐プロセスや通信の監視ルールに入れておく。
- 環境変数を引き継いだまま残るので、秘密を環境変数で一時的に渡してから起動する運用は、デーモンにその値が残り続ける前提で考える。
- Windows では管理者権限のターミナルからはデーモンを開始できず、
--no-daemonが要るとの報告と README の記載がある。 - Issue に開発元の回答は 10 月 17 日時点で見当たらない。今後の版で既定が変わる可能性があるので、更新時にリリースノートと
codex featuresの状態を確認する。
出典
- @MalwareBibleJP · 2026-10-17
- Issue: github.com
- PR: github.com
- README: github.com