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インフラ

DNS ルート KSK ロールオーバー(2026-10-11)に備えて、リゾルバが新しい鍵を信頼しているか dig で確かめる

2026年10月11日に DNS ルートの鍵署名鍵(KSK)が KSK-2017(キータグ 20326)から KSK-2024(キータグ 38696)に切り替わる。DNSSEC 検証をする自前リゾルバを運用しているなら、RFC 8509 の「トラストアンカー・センチネル」クエリで新しい鍵を信頼済みか確認できる。

@Cloudflare · 投稿 2026-10-07
#infra#dns#dnssec#network#運用

誰に関係ある?

  • Unbound / BIND などで DNSSEC 検証リゾルバを自分で運用している人(社内 DNS、VPS 上のリゾルバ、ルーター内蔵リゾルバなど)。新しい鍵を信頼していないと、切り替え後に正常なサイトが名前解決できなくなるおそれがある。
  • 多くのサイト運営者は対応不要。Cloudflare によると Cloudflare DNS・1.1.1.1・Gateway DNS はすでに KSK-2024 を信頼している。

確認手順

センチネル対応リゾルバに、特別なラベルを付けた DNSSEC 署名済みの名前を問い合わせる(Cloudflare は dnstest.dev を用意している)。@1.1.1.1 の部分を確認したいリゾルバに置き換える。

bash
# 「38696 を信頼しているか?」→ 信頼していれば NOERROR + A レコード
dig @1.1.1.1 root-key-sentinel-is-ta-38696.dnstest.dev. A +noall +comments +answer

# 「38696 を信頼していないか?」→ 信頼していれば SERVFAIL(わざと失敗させる)
dig @1.1.1.1 root-key-sentinel-not-ta-38696.dnstest.dev. A +noall +comments +answer

# CD フラグを付けるとセンチネル処理を飛ばして元の A レコードが返る(比較用)
dig @1.1.1.1 root-key-sentinel-not-ta-38696.dnstest.dev. A +cdflag +noall +comments +answer

読み方: is-ta が NOERROR、not-ta が SERVFAIL なら「センチネル対応で、KSK-2024 を信頼済み」。

ブラウザから今使っているリゾルバを調べるなら Cloudflare の診断ページ dnstest.dev/ksk-2024 を使う。

注意点

  • リゾルバがセンチネル(RFC 8509)に対応していない場合、結果は「判定不能」であって「鍵がない」という意味ではない。その場合はリゾルバの設定(トラストアンカーのファイルや自動更新の設定)を直接確認するか、提供元に問い合わせる。
  • ブラウザの診断は Secure DNS や VPN を使っていると、そちらのリゾルバを調べてしまう。
  • アルゴリズムは引き続き RSA/SHA-256(algorithm 8)で、今回は鍵だけが替わる。

出典

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