AI エージェントと本番の間にプロトコル単位のファイアウォールを置く(Claw Patrol)
エージェントに本番の資格情報を渡さず、間に立つプロキシが HTTP / SQL / Kubernetes / SSH をワイヤー上で解析してゲートする。
何を解決するか
- 運用エージェントに本番アクセスを与えたいが、
DROP TABLEや破壊的操作、プロンプトインジェクションによる不正操作が怖い。 - エージェント本体を改造せずに、Human-in-the-loop(危険操作だけ人間承認)を挟みたい。
手順の概要
- Claw Patrol(Deno 製、MIT)をエージェントと本番の間に配置する。資格情報はファイアウォール側が持ち、エージェントには渡さない。
- プロトコルごとのルールを書く(例: SQL は SELECT のみ許可、
DROP/TRUNCATEは拒否、特定 HTTP メソッドは承認待ち)。 - Tailscale 上でエージェントを動かす構成では、ネットワークレベルで強制されるのでエージェント側で迂回できない(@undefined_void の構成)。
関連する手法
- Claude Managed Agents の MCP トンネル: 社内に軽量ゲートウェイを置き外向き 1 本だけ接続、インバウンドの穴開け不要で社内 MCP サーバーに接続。セルフホスト型サンドボックスで実行環境を自社インフラに置ける。
注意点
- プロトコル解析で判定できるのは「操作の形」まで。正規の SELECT で機密データを抜かれるケースには、読み取り範囲(ビュー・行レベル権限)の制限が別途必要。