Telegram Desktop をワンクリック侵害から守る設定
7.2.9 未満の Desktop には細工リンク経由でローカルファイル送信・セッション奪取につながる欠陥がある。更新に加え、自動保存停止・グループ追加制限・ローカルパスコードを入れる。
何を解決するか / いつ使うか
- Telegram Desktop(特に Windows)を業務や個人の連絡に使っており、グループ招待やリンクを日常的に開くとき。
- SSH 鍵や認証情報が同じ端末にあり、「メッセンジャー=低リスク」とみなしていたとき。
- CVE 対応のパッチ適用と、パッチ前・併用の設定ハードニングを一気にやりたいとき。
具体的な防御手順
- Telegram Desktop を 7.2.9 以降へ更新する(投稿時点の対象は 7.2.9 未満。研究者の再現は Windows。CVE-2026-107181)。
- ファイルの自動保存を止める(ファイルごとに保存先を尋ねる設定)。攻撃成立条件の一つが、攻撃者グループへ追加されたあとの指示用ファイルの自動保存。
- グループに追加できる相手を連絡先に限定する。見知らぬグループへの自動参加経路を減らす。
- 推測されにくいローカルパスコードを設定する。既定は未設定。パスコードはファイル流出そのものは止めないが、盗まれたセッション情報でのアカウント乗っ取りを困難にする。
- 仕組みの要約(運用判断用): 起動中 Desktop へのリンク引き渡し IPC で区切り文字
;がエスケープされず、リンクに埋め込んだ命令で内部のファイル送信機能を呼べる。ブラウザー経由で通常の https から細工したtg://へ誘導する流れが報告されている。
注意点
- リリースノートに本件の記載が無くても、版番号で更新する。
- 補助策だけでは不十分。更新が第一、設定は防御深度。
- CVSS は High 帯(投稿時点の評価)。悪用は PoC 段階との SSVC 評価あり。一次情報(研究者記事・公式版)を確認する。