Claude Code Routines で定期的にパフォーマンスチューニングさせる(1回1改善・数値で判定)
「速くなったか」は数値で判定できるので、定期実行と相性がよい。2時間ごとのルーチンで、1回につき1つだけ改善し、指標に届かなければ revert して終わるように書く。Repomix ではこれで CLI が約2.4倍速くなった。
どんな場面で使う?
- ベンチマークとテストが揃っていて、デグレを機械的に検出できるリポジトリ
- 「思いついても面倒でやらない」-2〜3%の地味な改善を積み上げたいとき
- 同じ発想で、ライブラリ更新・OpenTelemetry を見た API の性能改善・スキルの改善・ベストプラクティスの適用なども定期実行に回せる(@suthio_)
プロンプトの骨組み(@yamadashy の例を要約)
冒頭に設定を置き、手順をチェックリストにする。
- 設定: 作業ブランチ(例
perf/auto-perf-tuning)、ベースブランチ、対象フォルダ、PRタイトル、改善指標(例「実行全体の2%以上」)、調査サブエージェント数(5)とモデル(sonnet) - 方針: 振る舞いは変えず、性能かメモリだけを改善する
- 手順:
- 作業ブランチを用意し、ベースが進んでいればマージ
- 既存PRの説明とレビューコメントを読む
- 構造を把握 → 重ならない調査範囲を自分で決めて5並列のサブエージェントに調べさせる(クリティカルパス、I/O、データ構造、並列化、依存の初期化コストなど)
- 改善は1つだけに絞る。指標を満たす案がなければ報告して終了
- 実装 → ベンチマーク → lint・test。指標未達なら revert して終了
perfプレフィックスでコミット、本文にベンチ結果- ローカルでサブエージェントにレビューさせ、amend で1コミットに保つ
- 1つの Draft PR に積み上げる
取り込み方
- 自動PRはそのままマージしない(ときどきデグレや、改善のわりに大きな変更が混ざる)
- PR上のベンチ履歴で効果の大きいコミットを選び、「main からこの変更を再実装して PR にして」と別に頼む
- CI でも PR と main を別々にビルドして3 OS で計測し、PR にコメントさせる。main は github-action-benchmark で gh-pages に時系列を残す
注意点
- ベンチマーク基盤づくりが先。測れないものは任せない
- 伸びしろが減ると空振りが増える。費用と相談して頻度を下げる
- 関連: Claude Code Routines で「エラーログ監視→修正PR→別Claudeがレビュー→デプロイ」を自動で回す、skill は定期リファクタとテストで「確率的な挙動」を抑える、会話履歴からスキルの改善点を Issue 化し、Routines で毎日直させる
出典
- @yamadashy 2026-04-28(記事「Claude Codeのルーチン機能で定期的にパフォーマンスチューニングをさせている」): @yamadashy · 2026-04-28
- 記事: zenn.dev
- @suthio_ 2026-04-05(定期実行させているタスクの例): @suthio_ · 2026-04-05