Docker Sandboxes(sbx): コーディングエージェントを microVM で隔離する
AI コーディングエージェントを host から切り離した microVM で動かす。サンドボックスごとに独自の Docker daemon・ファイルシステム・ネットワークを持ち、共有するのは明示したワークスペースだけ。かつての docker sandbox(Desktop プラグイン)は廃止され、単体 CLI sbx に移行した。
どんなときに使う?
- Claude Code / Codex などが host のファイルや Docker を壊すのを防ぎたい
- エージェントにパッケージインストールやコンテナビルドをさせたいが、host には残したくない
- Docker Desktop なしでローカル(またはクラウド)サンドボックスを使いたい
やり方(現行: sbx CLI)
sbx CLI)sbxを入れる(Docker Desktop / Engine は必須ではない。ローカル実行時は KVM 等が必要)- プロジェクトディレクトリで起動:
bash
cd ~/my-project
sbx run --name my-sandbox claude- 初回はネットワークポリシーを選ぶ(Open / Balanced / Locked Down)。あとから
sbx policy allow/denyで調整 - 一覧・停止・削除:
bash
sbx ls
sbx stop my-sandbox
sbx rm my-sandbox隔離のイメージ
- ワークスペース(既定はカレントディレクトリ)だけ host と共有(RW)。Git diff でレビューできる
- エージェントが入れたパッケージ・イメージ・コンテナはサンドボックス内に閉じる。
sbx rmで捨てられる - 複数エージェントなら clone モードで私有クローンを渡す選択肢もある
投稿時点の経緯(参考)
2026 年前半の投稿では docker sandbox run が Desktop から独立して使えるようになった、という紹介だった。その後 Desktop の docker sandbox プラグインは Desktop 4.80.0 で削除され、公式はスタンドアロン sbx を案内している。手順は現行の sbx に合わせること。
エージェント向けリモートサンドボックス比較(exe.dev / Sprites / Docker Sandbox)の記事も同系統の検討材料になる。
注意点
- ローカル microVM はネスト仮想化や KVM グループ設定が必要な環境がある。クラウドサンドボックスならその制約は弱い
- ネットワーク Locked Down ではモデル API も明示 allow が必要
出典
- @laiso · 2026-04-01 (Desktop から独立)
- @laiso · 2026-01-25 (
docker sandbox run) - @laiso · 2026-03-27 (リモートサンドボックス比較)
- @laiso · 2026-02-04 (VM 内に閉じる話)
- @publickey · 2026-02-04 (MicroVM ベース隔離の紹介)
- 公式: docs.docker.com