Tailscale subnet router: 網に入れない機器の裏サブネットを公開する
対象ホストに tailscaled を入れられない(プリンタ、アプライアンス、レガシー機器など)とき、別マシンを subnet router にして、その裏の CIDR を Tailscale 網に広告する。
どんなときに使う?
- 「Tailscale 網に侵入できるルータを作ればいい」ケース——エージェント用 VPS や自宅 LAN の一部だけを、クライアントに tailscale を入れずに届けたい
- 既存の コーディングエージェント用のリモート開発 VPS を作る(Tailscale で閉じる) 構成で、隣のサブネットのサービスだけ触りたい
やり方(概要)
- ルータ役の Linux に Tailscale を入れる
- IP 転送を有効化し、広告するルートを指定して接続(公式ドキュメントの現行フラグに従う):
bash
# 例: 192.168.1.0/24 を広告
sudo tailscale up --advertise-routes=192.168.1.0/24- 管理コンソールで該当ルートを Approve
- 必要なら
--accept-routes側のクライアント設定も確認
高可用にするなら同一 CIDR を複数ルータで広告し、Tailscale 側のフェイルオーバに任せるパターンもある。
注意点
- 広告したサブネットへの到達は ACL で絞る(全網に開きすぎない)
- ルータ役が落ちるとその CIDR は消える——本番は冗長化を検討
- Exit node(インターネット出口)とは別機能。混同しない