リポジトリに LLM Wiki を置き、決めた仕様・ハマりどころ・議事録を貯める
Plan mode などで決めた仕様は ADR(設計判断の記録)として、開発中にハマったことは Tech Wiki として、エージェントに Wiki へ書き出させる。顧客との議事録も生の資料として取り込むと、要望と経緯が一緒に残る。
どんな問題を解決する?
- 会話で決めた仕様が、セッションを閉じると消える
- 同じ落とし穴に別のセッションや別の人がまたはまる
- 「なぜこの仕様なのか」が、コードからもチャットからも追えない
やり方(@kaorun55 の運用。仕組みは Karpathy の LLM Wiki の gist を参考にしたもの)
- リポジトリに Wiki 用のフォルダを作る(例:
wiki/raw/=生の資料、wiki/adr/、wiki/tech/) - エージェント向けの指示(AGENTS.md や CLAUDE.md)に書く
- Plan mode などで仕様を決めたら、
wiki/adr/に決定・理由・却下した案を1ファイルで残す - 実装中にハマって解決したら、症状と原因と対処を
wiki/tech/に残す - 作業の前に関係する Wiki のページを読む
- Plan mode などで仕様を決めたら、
- 顧客打ち合わせの議事録は手を加えずに
wiki/raw/に入れ、要望はそこから ADR に引用させる - Wiki もコードと同じく PR で確認する
注意点
- 書かせっぱなしだと古い記述が残る。定期的に古いページを消すか更新させる(Astra/Codex では古いドキュメントを消して「新しい情報だけ見る」仕組みを作る)
- 議事録に個人情報や社外秘が含まれるなら、リポジトリの公開範囲に注意する
- 関連: AI にはコメントを多めに書かせ、「意図」と修正の経緯をコードの隣に残す、セッションの文脈を「事実だけ」ZIP に書き出して、次のエージェントに引き継ぐ
出典
- @kaorun55 · 2026-04-29
- 参考にした仕組み(Karpathy の gist): gist.github.com