テック技報最新号へ →
デザイン

Claude Designのプロトは「名札+対応表」でデザインシステムどおりのFigmaにする

AIにFigmaを「描かせる」のではなく、プロト部品に data-ds 名札を付け、JSONの対応表を引いてFigma MCPでライブラリ部品を差し込む。推論のぶれを構造判断から外す。

@note__design · 2026-10-12
#AIデザイン#ClaudeDesign#Figma#デザインシステム#MCP#プロトタイプ

どんな問題を解決するか / いつ使うか

Claude Design(やHTMLプロト)で作った画面を、既存のFigmaデザインシステムのコンポーネントで組み直したいとき。ゼロから「同じように組んで」と頼むと、ライブラリのインスタンスがほとんど付かない「それっぽい四角」になりがちなとき。AIでUIを量産するなら、先に「人間が育てたFigmaのDS+DESIGN.md+見本」を揃える(10→100向き) や AIで作ったLP・実装をFigmaのデザインデータに戻し、Figma上で赤入れ・編集する とつながる。

やり方

  1. プロト生成スキルに名札ルールを足す
    各コンポーネントのいちばん外側に data-ds="ライブラリのコンポーネント名" を付ける。ライブラリに無いものは data-ds="none"。クラス名は生成のたびに変わるので使わない。
  2. 対応表(JSON)を用意する
    名札ごとに、置くコンポーネントの key、variant、文言プロパティ、表示切替の取り方を書く。例のイメージ:
json
"Row/Switch": {
  "key": "<ライブラリのコンポーネントkey>",
  "variant": { "Toggle": "@aria([role=switch],aria-checked)" },
  "text": { "MainText": "@seg(0)" }
}
  1. スクリプトで組み立て計画を出す
    プロトHTMLを読み、名札・文言の並び・ARIA(スイッチのON/OFFなど)だけを手がかりに、画面ごと・状態ごとの計画を生成する。AIの推論はここまででほぼ終わり。
  2. Figma MCPでテンプレートに差し込む
    ライブラリから key でコンポーネントを読み、プロパティを入れ、ヘッダーや下タブ付きテンプレートのスロットへ状態ごとの画面として差し込む。投稿の実案件では4画面・12状態の組み立てが約20秒だった、とある。
  3. ライブラリに無い部品は似た部品で無理に埋めず、点線枠などで「人が作る」と明示する。

うまくいく条件

  • 出力形式をスキル/プロンプトに明記する(「同じように」だけでは形がぶれる)。
  • 部品をデザインシステムの名前と対応づける(名札が無いと毎回推論任せになる)。
  • 必要なコンポーネントとテンプレートをライブラリに公開しておく(未公開部品は置けない)。

注意点・対応状況

  • 中身をプロパティで変えられない見本部品、端末別フォント変数の欠落などは自動化できない。
  • 仕様書に無い要素はプロト生成のたびに出たり消えたりする。Figma化以前に仕様を固める。
  • Figma MCP・Claude Design の手順はツール側の更新で変わる。導入時は公式ドキュメントを確認する。

出典

X の元の投稿を開く