「いい感じに」しか言えないときは、AIに同じ内容で見た目違いの小さな見本を3案出させ、好き・苦手を返して決める
配色や配置を自分で考えてから頼まなくていい。用途だけ伝えて3案の見本を出させ、「Aの色は好き、文字はBが読みやすい」のように部分ごとに返していく。
どんな問題を解決するか / いつ使うか
ChatGPTやCodexでアプリを作ると、使えるけれど見慣れた見た目になる。かといって色や文字を自分で指定できないので「もっとおしゃれに」を繰り返してしまう。デザインの言葉や色コードを持っていない人が、AIと一緒に好みの見た目を決めるときに使う。アプリのほか、サムネイルや図解にも使える。
進め方
- 最初は「誰が、何をするものか」だけ伝え、小さな見本を3案出させる。 完成したアプリを3本作らせる必要はない。同じ文章・同じ1画面(一覧画面など)で比べられるようにする。
- 各案の違いと、用途に合うと考えた理由を普段の言葉で説明させる。 例:「色を抑えて文字を読みやすくした案」。
- 好きなところだけ返す。 1案を丸ごと選ばなくていい。
- 「Aの色は好き。でも文字はBの方が読みやすい」
- 「丸い枠がたくさんあると、ごちゃごちゃ感じる」
- 「仕事の画面というより、宣伝の画像に見える」
続けて「今の感想から、どこをどう変えればよさそうか提案して」と頼むと、色・文字・余白・配置の変更に言い換えてくれる。
- 選べないときは、AIに質問してもらう。 「デザイン用語では答えられないので、見本を指しながら答えやすい質問を2〜3問ずつして」。それでも迷うなら「用途に合う案を理由付きでおすすめして」。
- 方向が決まったら、残す点を伝えて1か所ずつ変える。 「Bをもとに。文字と配置はこのまま、配色だけ明るい案を2つ」。
- 見本と提案で一度止めさせ、方向を確認してから本制作に進む。
依頼文のひな形(要約)
【作りたいもの】をいい感じのデザインにしたい。配色・文字・余白・配置は自分では決められない。
使う人:【分かる範囲で】 用途:【見た人に何をしてほしいか】 載せる内容:【文章や機能】
用途に合いそうな見た目を、同じ内容で3案、小さな見本で見せて(アプリなら同じ1画面で十分)。
各案はどこをどう見せたか、なぜ用途に合うかを普段の言葉で説明して。
私が「この色は好き」「ここはごちゃごちゃする」と返すので、具体的な修正案にして。
選べなければ答えやすい例つきで2〜3問ずつ質問して。専門用語や色コードを私が決める前提にしないで。
まず見本と提案で止め、方向を確認してから本制作へ進んで。好みが見えてきたら(記事で挙げている5項目)
- 配色:背景・文字・強調の「どこに何色か」(色コードを添えてもよい)
- 文字:種類と大小・太さの差(例:本文16px、見出し28px)
- 余白:「どこの間を」広げるか(同じまとまりは近く、別のまとまりとは広く)
- 配置:使う順番で上から並べる
- 装飾:減らすときは、代わりの区切り方(細い区切り線など)まで頼む
注意点
- この頼み方で必ず好みに一致するわけではない。言葉だけで繰り返すより、見本を指して会話できるのが利点。
- 動いているアプリを直すときは、冒頭に「機能と表示内容は変えず、見た目だけ直して」を足す。
- 似た考え方:コードより先に画像生成でデザインモックを作る。最初にスタイル案を4つ出させて選ぶ、AIデザイン開発は「簡易要件で5案発散→機械+LLMチェック→人が選ぶ→詳細要件で収束」にする。