AIのデザインを「それっぽい」から「納得できる」へ:5つの納得と、デザインハーネスの4ステップ
良さを「コンセプト・コンテキスト・言葉・レイアウト・色」の5点で言葉にし、制約→参照→スクショ確認→修正の仕組みでAIに再現させる。
どんな問題を解決するか / いつ使うか
AIで作ったUIやLPが「パッと見は良いが、触ると違和感がある」状態で止まるとき。何回直せば良いのか、何を基準に直すのかが曖昧なとき。こぎそ(@kgsi)さんの登壇資料「このスロップ時代に良きデザインをつくるには?」の要点。
やり方
- 「それっぽい」と「納得できる」を区別する。 前者はパッと見良いが何か違う/触ると違和感がある。後者は何度も直してたどり着く。AIの初稿は前者だと考え、直す前提で進める。
- 5つの「納得」でチェックする。
- コンセプト:ブレないコンセプトを決め、それに沿ったサービス・画面にする
- コンテキスト:誰が、どのように使い、どの順番で操作・読むかを考える
- 言葉:案内やメッセージを、人に伝わる言葉にする
- レイアウト:視覚的なリズムを作り、ルールを持って一定に保つ
- 色:意図を正しく伝え、錯覚させない
- デザインハーネスで量産と安定を仕組みにする。
- 制約を先に書く(守るルールを言葉にする)DESIGN.md(トークン+ルール)を置き、AGENTS.md / CLAUDE.md から必ず読ませる
- 参照画面を渡す(目指す見た目を見せる)機能ごとに「強いデザイン参照を1つ」渡し、エージェントに10点満点で自己採点させる
- スクショで確かめる(出来上がりを画面で見る)エージェントにUI変更のたびにスクショで自己チェックさせる(デザイン→実装→スクショ→レビュー→修正のループ)
- 直して回す(ずれを直し、次に活かす)
- 役割を分ける。 ハーネスは「すでにある良さ」を再現するもの。新しい良さを定義するのは人の役割なので、良し悪しを判断する「眼」を育てる(基礎を学ぶ/良いデザインを眺める/使う場面を想定してテストする/たくさん作って壊す)。
- 見る・渡す参照先の例(資料で紹介):デジタル庁デザインシステム、inspora.design、typeui.sh の design-skills、bestdesignsonx.com、Pinterest、cosmos.so。
注意点
- ハーネスは「答えを知っている前提」で効く。参照もルールもない状態では、AIは平均的な見た目に寄る。
- 5つの納得はチェックリストとして、レビュー用プロンプトや自己採点の観点に入れると使いやすい。
- 登壇の質疑では「違和感のないデザインまでは基礎と仕組みでかなり作れる。最後に何を良しとするかの判断がセンスで、それも作って直した回数で育つ」と補足されている。
出典
- 投稿者: @kgsi
- 投稿: @kgsi · 2026-10-12
- 資料: speakerdeck.com
- 補足(質疑への回答): @kgsi · 2026-10-12
- 収集日: 2026-10-13(JST)